MT4は、多くのトレーダーが利用しているチャートツールです。画面を分割表示することで、複数の通貨ペアを同時に表示したり、様々な時間足でチャートを分析できるようになります。
本記事では、MT4のチャート画面を効率的に活用する方法について、新規チャートの追加や分割表示、スマホアプリでの設定までを解説します。
MT4で新規チャートを追加する方法

MT4で新しいチャートを表示するには、大きく分けて2つの方法があります。
メニューバーから新規チャートを追加する

まず、メニューバーの「ファイル」から「新規チャート」を選択します。すると、表示可能な通貨ペアの一覧が表示されるので、表示したい通貨ペアを選択してください。これを繰り返すことで、複数の通貨ペアのチャートを同時に表示することができます。
気配値から新規チャートを追加する

もう一つの方法は、「気配値表示」から表示したい通貨ペアを右クリックし、「チャート表示」を選択する方法です。また、通貨ペアをチャートエリアの余白部分にドラッグ&ドロップしても、同様にチャートを追加することができます。
ただし、多くのチャートを同時に表示すると、かえって見にくくなってしまう可能性があります。モニターの大きさにもよりますが、1つのモニターに4~6枚程度のチャートを表示するのがおすすめです。
MT4でチャート画面の分割する方法

カーソルをチャートに合わせることで、見たいチャートを最前面に表示させることもできますが、その都度操作するのは手間がかかります。そこで活用したいのが、チャート画面の分割表示機能です。
MT4では、以下の3つの分割表示パターンを利用できます。
- 水平分割
- 垂直分割
- ウィンドウ整列
それぞれ解説します。
水平分割

水平分割は、チャートを上下に並べて表示する方法です。メニューバーの「ウィンドウ」から「水平分割」を選択することで、現在表示されているチャートが上下に分割されます。この表示方法は、ローソク足の推移を長めに見たい場合に適しています。ただし、あまり一般的ではありません。
垂直分割

垂直分割は、チャートを左右に並べて表示する方法です。メニューバーの「ウィンドウ」から「垂直分割」を選択することで、現在表示されているチャートが左右に分割されます。この表示方法は、直近の値動きに注目したい場合におすすめです。特に、同じ通貨ペアを複数(2~3枚)表示し、それぞれ異なる時間足(1分足、5分足、15分足など)でチャートを表示させることで、スキャルピングに活用できます。
ウィンドウの整列

ウィンドウ整列は、表示されているチャートを均等に分割して表示する方法です。メニューバーの「ウィンドウ」から「ウィンドウの整列」を選択することで、チャートが縦横に整列されます。この表示方法は、同じ通貨ペアを複数表示し、それぞれ異なる時間足(15分足、1時間足、4時間足、日足など)でチャートを表示させることができます。マルチタイムフレーム分析も行いやすく、デイトレードやスイングトレードに活用できます。
おすすめの複数表示、分割表示の使い方

複数のチャートを同時に表示することで、多くの情報を瞬時に確認でき、トレードの判断を素早く行うことができます。
取引する通貨ペアで複数表示する
複数の通貨ペアを取引している場合は、それらを同時に表示しておくことで、情報を瞬時に確認できるためおすすめです。
時間足で複数表示する
同じ通貨ペアを、1時間足、15分足、5分足、1分足など、異なる時間足で同時に表示することで、スキャルピングのシグナルを見つけたり、複数のインジケーターを組み合わせてトレードしたりすることができます。
MT4スマホアプリのチャート設定

MT4は、PC版だけでなく、無料のスマホアプリもあります。スマホアプリは、PC版に劣らず高機能で、出先でも高精度な分析や取引が可能です。以下に、スマホアプリでのチャート設定方法を紹介します。
時間足の変更
スマホアプリで時間足を変更するには、以下の2つの方法があります。
- 時計アイコンをタップして時間足を選択する
- チャートをタップしてメニューから時間足を選択する
チャートの拡大、縮小
スマホアプリでは、チャートの拡大・縮小を「ピンチ」操作で行います。2本の指でチャートを広げる「ピンチアウト」で拡大、「ピンチイン」で縮小できます。
チャートの右端を空ける
チャートの右端に余白を空けることで、先行指標を見やすくしたり、先の予想を立てやすくなったりします。スマホアプリでは、チャート画面を長押しし、点線をスライドさせることで余白を調整できます。
横画面表示
スマホを横向きにすることで、チャート画面を横画面表示にできます。特にチャートを見る際には、横画面表示がおすすめです。
インジケーターの表示
スマホアプリでは、PC版と同様に30種類ほどのインジケーターを表示できます。チャート画面上部の「f」アイコンをタップし、「メインチャート」または「インディケータウィンドウ1」の隣にある「f+」をタップして、表示したいインジケーターを選択します。インジケーターの色や太さも変更可能です。
ラインを引く
スマホアプリでライン(水平線、トレンドライン、フィボナッチ等)を引くには、チャート画面をタップしてメニューを開き、「オブジェクト追加」アイコンをタップします。全部で24種類のオブジェクトから選択できます。
チャートの複数表示
残念ながら、MT4のスマホアプリではチャートの複数表示や分割表示はできません。
まとめ
本記事ではMT4のチャート表示について解説しました。
新規チャートの追加や分割表示、整列などの機能を活用することで、より効率的に分析やトレードを行うことができるようになります。
また、MT4のスマホアプリは、PC版に劣らず高機能かつ軽量で、出先でも分析や取引ができる便利なアプリです。時間足の変更、チャートの拡大・縮小、インジケーターの表示、ラインの描画など、PC版と同様の操作が可能です。
本記事で紹介した方法を参考に、自分に適した表示方法でチャート画面を活用してください。
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