「FXは9割の人が負けるのは本当?」「FX負けないためにはどうすればいい?」FX初心者の中には、このような疑問を持つ方もいるでしょう。
結論から言うと、必ずしも9割もの人が負けているわけではありません。しかし、初心者が勝ちにくいのも事実です。
本記事では、FXで負ける人の割合や特徴、そして負けないためのポイントを詳しく解説します。
FXで本当に9割の人が負けているのか?
FXで9割の人が負けると言われる理由は、一般的に、投資は多くの人が損をして一部の人が利益を得ているというイメージがあるからだと思われます。しかし、実際のデータを見てみると、必ずしも9割もの人が負けているわけではありません。
一般社団法人金融先物取引業協会が実施したアンケートによると、FXで年間損失を出した人の割合は39.7%でした。つまり、6割以上の人は損失を出していないということになります。この数字だけを見ると、FXで9割の人が負けているという話は誇張されていると思うでしょう。
しかし、この結果には注意が必要です。なぜなら、アンケートの回答者の大半が、FXの経験年数1年以上のベテラントレーダーだったからです。経験を積んだトレーダーは、初心者よりも損失を出しにくいです。逆に言えば、初心者の段階では、9割近くの人が負けている可能性も大いにありえます。
また、年間損失額に着目すると、損失を出した人の71.5%が20万円未満の損失に収まっている一方で、28.5%の人は20万円以上、8.1%の人は100万円以上の大きな損失を出していることがわかります。つまり、損失を出す人の中には、一部の人が大きな損失を出しているという結果でした。
なぜFXは9割負けると言われるのか
FXで多くの人が負けると言われる理由は、主に以下の3つが考えられます。
- FXはゼロサムゲームである
- 機関投資家との情報格差がある
- 自己管理が難しい
それぞれ解説します。
FXはゼロサムゲームである
ゼロサムゲームとは、取引における総利益と総損失が等しくなるゲームのことを指します。つまり、FXでは、誰かが利益を得れば、その分、誰かが損失を被っているということです。これは、株式投資のように、市場全体が成長すれば皆が利益を得られるというものとは異なります。FXでは、常に勝った人と負けた人が存在します。
機関投資家との情報格差がある
FXの市場には、個人投資家だけでなく、銀行や投資ファンドなどの機関投資家も参加しています。機関投資家は、個人投資家よりも豊富な資金力と高度な分析力を持っています。また、政治家や中央銀行とのパイプを持っていることも少なくありません。つまり、機関投資家は個人投資家よりも有利な立場にあるということです。個人投資家は、この情報格差を認識した上で、トレードを行う必要があります。
自己管理が難しい
FXは、24時間取引ができるため、昼夜を問わずトレードに没頭してしまいがちです。また、レバレッジを効かせれば、少額の資金で大きな取引ができるため、一攫千金を夢見て、無理なトレードを繰り返してしまう人も多いです。FXでは感情に流されずに、冷静に判断することが重要です。
FXで負ける人の特徴
FXで負ける人には、いくつかの共通する特徴があります。代表的なものを以下に挙げてみました。
- 初心者である
- 取引ルールがない、またはルールを守れない
- 損切りができない
- ポジポジ病である
- 高レバレッジで取引する
- スワップポイントの為替差損を考慮していない
- 取引通貨ペアを絞っていない
それぞれ解説します。
初心者である
FXには、チャートの見方や経済指標の読み方など、学ぶべきことが多くあります。これらのスキルを十分に身につけていない初心者は、相場の動きを予測することが難しく、結果として損失を出しやすくなります。
また、FXに関する知識不足から、過度なリスクを取ってしまったり、感情的なトレードを行ってしまうこともあります。
取引ルールがない、ルールを守り切れない
FXで勝つためには、「いつ、どのようにエントリーするのか」「損切りラインをどこに設定するのか」など、明確な取引ルールを持つ必要があります。そして、そのルールを厳格に守ることが重要です。
相場の変化に応じてルールを見直すことは必要ですが、安易にルールを変更することは避けましょう。感情に流されてルールを破ってしまうと、大きな損失につながります。
損切りができない
損切りができないことも、負ける人の特徴の一つです。損切りとは、損失が一定の水準に達した時点で、損失を確定させることを指します。
多くの人は、失敗を認めたくない心理から、損切りをためらってしまいます。しかし、これは危険な行為です。損失を放置すればするほど、取り返しのつかない事態に陥ってしまうからです。
ポジポジ病である
ポジポジ病とは、常にポジションを保有していないと落ち着かない心理状態を指します。適切なエントリーポイントを待つことができず、むやみにポジションを開いてしまうのが特徴です。
ポジポジ病に陥ると、トレードの回数が増え、それに伴ってスプレッドコストも増大します。スプレッドは、トレードのたびに発生する手数料のようなものなので、トレードの回数が増えれば増えるほど、このコストが利益を圧迫することになります。
また、ポジポジ病では、適切なタイミングでのエントリーができないため、負けトレードが増えてしまうので気を付けましょう。
ハイレバレッジで取引する
レバレッジとは、少ない資金で大きな取引ができる仕組みのことを指します。レバレッジを上げれば上げるほど、利益を大きくできる反面、損失も拡大します。レバレッジは諸刃の剣だということを認識しておきましょう。
FXで長期的に成功するためには、レバレッジは適度に設定することが重要です。自分の許容できるリスクレベルを理解し、それに合ったレバレッジを選択するようにしましょう。
スワップポイントの為替差損を考慮していない
スワップポイントとは、異なる通貨の金利差によって生じる差益のことを指します。高金利通貨を買い、低金利通貨を売ることで、その金利差を受け取ることができます。
しかし、スワップポイントを追求するあまり、為替差損のリスクを見過ごすと大変なことになる場合もあります。高金利通貨であるトルコリラを買い、低金利通貨である日本円を売る取引を例に考えます。この場合、スワップポイントは受け取れるものの、トルコリラが大幅に下落すれば、為替差損が発生します。
為替差損が、スワップポイントによる利益を上回れば、トータルでは損失となります。つまり、スワップポイントで利益を得る際は、為替変動リスクを常に意識しなければならないということです。
取引通貨ペアを絞っていない
初心者は、多くの通貨ペアに手を出しがちですが、各国の経済状況を把握するのは容易ではありません。1〜2つの通貨ペアに絞って、集中的に研究するのがおすすめです。
FXで負けないために守るべき7つのポイント
FXで負けないために守るべきポイントは、以下の7つです。
- デモトレードを活用する
- 明確な取引ルールを持つ
- 損切りを徹底する
- スプレッドの特徴を理解する
- 値動きが安定した通貨ペアを選ぶ
- リスク管理をしながらスワップポイントを得る
- PDCAサイクルを回す
それぞれ解説します。
デモトレードを利用する
FXの初心者にとって、いきなり実資金でトレードを始めるのはリスクがあるので、はじめはデモトレードを活用することをおすすめします。デモトレードとは、実際の資金を使わずに、仮想の資金でトレードの練習ができるシステムのことです。多くのFX業者がデモトレード機能を提供しているので、自分に合ったトレードスタイルを見つけるために、活用してください。
デモトレードの最大のメリットは、リスクなくトレードの練習ができることです。実際の相場で取引しているのと同じ環境で、自分のトレード戦略を試すことができます。また、注文方法や取引プラットフォームの使い方にも慣れることができるので、実際の取引に移行する際にスムーズに対応できるようになります。
明確な取引ルールを持つ
「エントリーラインはどこに設定するのか」「利益確定ラインと損切りラインはどこに置くのか」など、具体的なルールを決めておく必要があります。そして、そのルールを厳守することが何より大切です。
損切りを徹底する
「損切りは恥ずかしい」「失敗を認めたくない」といった心理が働くかもしれませんが、損失を最小限に抑えるためには、早いタイミングで損切りを行う必要があります。
「逆指値注文」や「OCO注文」などの注文方法を活用するのもおすすめです。逆指値注文とは、指定した価格に達した時点で自動的に決済される注文方法です。OCO注文とは、利益確定と損切りの2つの注文を同時に出す方法です。これらの注文方法を活用することで、感情に流されずに、機械的に損切りを実行することができます。
スプレッドの特徴を理解する
スプレッドとは、売値と買値の差のことを指します。スプレッドが広いと、取引コストが増えるため、利益を減らしてしまいます。スプレッドが狭い業者を選ぶことが大切です。
値動きが安定した通貨ペアを選ぶ
値動きが安定した通貨ペアを選ぶには負けないためのポイントの一つです。「ドル/円」「ユーロ/円」など、取引量が多く、情報も豊富な通貨ペアを選ぶのがおすすめです。値動きが荒い通貨ペアは、初心者には危険です。
リスク管理をしながらスワップポイントを得る
スワップポイントは、金利差によって生じる差益ですが、為替レートの変動によっては、スワップポイントを上回る損失が発生することがあります。
レバレッジを低めに設定するなど、リスク管理を徹底しましょう。
PDCAサイクルを回す
PDCAとは、「Plan(計画)」「Do(実行)」「Check(評価)」「Action(改善)」の頭文字を取ったものです。相場は常に変化するものであり、過去に通用していた手法が、現在は通用しないこともあります。
相場の変化に合わせて、柔軟に戦略を変えていくことが重要です。
FXで負けた時の対処法
FXで負けた時は、以下のような対処法を心がけましょう。
- トレードを振り返って反省する
- 資金管理を見直す
- さらなる勉強に励む
それぞれ解説します。
トレードを振り返って反省する
FXで負けた時は、まず冷静にトレードを振り返り、反省することが重要です。感情に流されず、客観的な視点でトレードを分析しましょう。具体的には、「なぜエントリーしたのか」「なぜ損切りができなかったのか」「どこでエントリーや決済をすべきだったのか」など、トレードの各局面を詳細に検証します。
また、自分の心理状態やトレード環境なども振り返ってみてください。負けた原因を突き止められれば、次のトレードに活かすことができます。
資金管理を見直す
資金管理とは、自分の許容できるリスクに基づいて、適切なポジションサイズやレバレッジを設定し、損失を最小限に抑えることを指します。
具体的には、「1回のトレードで口座の何%までなら損失を許容できるか」「1つのポジションにどの程度の資金を割り当てるか」「どのくらいのレバレッジを使うか」など、自分なりのルールを設定し、それを守ることが重要です。
資金管理は、FXにおいて必須のスキルです。勝率が低くても、適切な資金管理ができていれば、長期的には勝ち残ることができます。逆に、勝率が高くても、資金管理が適切でなければ、一瞬ですべてを失ってしまうリスクがあります。FXで負けた時は、この資金管理の重要性を再確認し、自分なりにルールを見直してみましょう。
さらなる勉強に励む
FXは奥が深く、学ぶべきことが多岐にわたります。負けた経験を無駄にせず、そこから学びましょう。専門書を読んだり、セミナーに参加したりするなど、知識を深める努力も大切です。
負けは誰にでもつきものです。大切なのは、負けから学び、次に活かすことです。負けを恐れず、前向きに挑戦し続けることが、FXで勝ち続けるための一番のポイントです。
プロップファームでPDCAを回してみる
本記事では、FXで9割の人が負けると言われる理由や、負ける人の特徴、そして負けないためのポイントなどを詳しく解説してきました。
FXは、ハイリスク・ハイリターンの金融商品であり、簡単に大金を稼げるものではありません。負けを恐れず、失敗から学び、地道に努力を積み重ねることが、FXで長期的に勝ち続けるためには重要です。

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このように、プロップファームは負けない実力をつけるためにも最適な環境なのです。
Fintokeiの仕組みや始め方については、別記事で詳しく解説していますので、興味のある方は是非チェックしてみてください!

